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このページではオパールの構造や種類について説明します。
オパールは二酸化ケイ素(シリカ)を主成分とし、重量の3〜10%の水分を含んでいます。一億二千万年前から三千万年前に、長い年月をかけて作られました。1cmのオパールが出来るのに500万年かかると言われています。地質学的見地からもオーストラリア大陸は良質のオパールが形成される絶好の条件が全て揃っており、プレシャス・オパール(宝石として価値のあるオパール)の世界産出量の約95%がオーストラリアで産出されています。
オパールの種類はボディー・カラー(地色)と透明度によって分類されます。地色が白・乳白色であれば「ホワイト・オパール」、地色が灰・黒・青・緑であれば「ブラック・オパール」、地色がオレンジから赤であれば「ファイア・オパール」、地色が無色であれば「ウォーター・オパール」と呼ばれます。また、褐鉄鉱(母岩)の上に張り付いたまま、母岩と共にカットしたものは「ボルダー・オパール」と言います。
 
また一般的には輝きの色の種類(価値の高い順に赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍、紫)でも分類されます。虹色の美しい遊色効果を表すものは限られていて、2つと同じ変化をするものはありません。しかもこれは数ある宝石の中でオパールだけが持つ特徴です。このオパール独特の神秘的な虹色の輝きは、 オパール内部で球状あるいは塊状の二酸化ケイ素の粒子が規則正しく並んでいる所へ光が差し込み、その屈折により様々な色を放つのが原因ですが、粒子が小さいと紫、中間が緑、大きいと赤というように遊色が現れます。大きい粒子はできにくいので、赤色の出るオパールはとても貴重ということになる訳です。ただし、価値設定は色だけでなく、輝度と透明度、模様、厚み、サイズ、形状、不純物や割れの度合などの総合評価によって行われます。
ここにオーストラリアの「国定宝石」にも指定されているオパールの中で最も代表的な3種類を紹介します。

ライトオパール
ライトオパールは一般的にホワイトオパールと呼ばれていますが、総称としてはただしくありません。ホワイトは母岩が乳白色または白色のオパールに使われるべきで、透明度の高いクリスタルオパールにはあてはまらないからです。主要鉱山は南オーストラリア州で、最も有名な産地はミンタビーとクッパべディーです。透き通っていて、色々な色がそこの方から浮き上がってきて厚みがあり、輝きの強い石が最上とされ、逆にミルク色の石は宝石的に価値は低いとされています。
ボルダーオパール
ボルダーは英語で「大きな丸い石」を意味します。このオパールは、オーストラリア・クイーンズランド州のヨーワ、クィルピ、ウィントンの3地域で、「丸い石」から見つかるので、ボルダー・オパールと呼ばれます。褐鉄鉱層の亀裂の間にオパールの成分のシリカが流れ込み長い時を経て母岩である褐鉄鉱とくっついたものを一緒に研磨したものです。オパールが表面全体に出ているフルフェイスと、上から見ると部分的に母岩が見えるパーシャルフェイスがあります。
ブラックオパール
ブラックオパールの歴史は浅く、1902年に、ニューサウスウェールズ州ライトニングリッジで発見されました。ブラックオパールは他のオパールに比べ、水分の含有量が少なく、ひび割れの心配は少ないのが特徴です。産出量が極端に少なくオパールの中でも最も希少価値があります。ブラックオパールというと石全体が黒いと思われがちですが、そうではなく、地色、つまり母岩の色が黒または灰色であることから、ブラックオパールと称されます。遊色効果のうちで赤斑がきれいに出るのが一番価値があるとされています。

ダブレットとトリプレット
ブラック・オパール、ライト・オパール、ボルダー・オパールの美しいものは数が限られているわりに需要が多いので、どうしても高価なものになってしまいます。そのため1900年代の初めから、ライト・オパールをごく薄くスライスしたものをベースに、ダブレット、トリプレットといった、いわゆる``張り合わせ石´´が作られてきました。それらが世界中に出回っていて、天然のオパールとの区別があいまいになっているケースが、多く見られます。

ダブレットはうすいライト・オパールの片面を黒色で塗り、ポッチという斑の出ないオパール、または母岩を貼り合わせたものです。

トリプレットはダブレットと似た構造で上に透明なガラスまたは水晶を貼り合わせたものです。美しさはスライスしたライト・オパールの善し悪しで決まります。アクセサリーの素材として考える場合、オパールのダブレットやトリプレットは、ライト・オパールの美しさをうまくデザインに生かしているといえますが、資産価値はありません。

ボルダー・オパール
フルフェイスの場合は、横(ガードル方向)から見ると、左の写真のようにオパールの部分と母岩の部分の境目が、波打っています。また、上から見て母岩の現れているものは、パーシャルフェイスのボルダー・オパールです。
Weight : 1.86 ct
Size (mm): L 10.8×W 9.0×D 2.70
untreated
エ120,000
オパールのダブレット
ガードル方向から見て、左の写真のように、オパールの部分と受けの部分の境目が、直線になっているものはダブレットと判定できます。ペンダントやリングなどのように、ガードル部分がゴールドなどでおおわれている場合は、特に注意が必要です。もし、石の形がスタンダードなオーバルや角型ならば、おおむねダブレット、またはトリプレットと判断することができます。なぜなら、ほとんどの場合本物のボルダー・オパールの形はまちまち(フリーフォーム)だからです。
オパールのダブレット
ダブレットと同様に、ガードル方向から見ると、オパールと受けの部分が直線になって見えます。上面は色がついているように見えますが、スライスしたオパールの色が、透明な部分に反射しているのです。
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